エアコンのブレーカーがすぐに落ちる
エアコンは専用回路で電源を取っています。
他の電気機器が影響してブレーカーが落ちるのは考えにくいです。
負荷がかかっているのはエアコンからの過電流だと思われます。
メンテナンスを行っていないエアコンは過負荷運転になって、圧縮機・ファンモーターなどが
最大値にて運転し故障の原因になります。
※電気料金も正常に運転している時に比べ高くなります。
ELB(漏電ブレーカー)を使用していないブレーカーは
メインブレーカーが一括して落ちる場合があります。
この場合、どの回路にて漏電・過電流が起こっているのか調査・点検が必要です。
お客様で出来る対応策
・室内機フィルターの清掃、洗浄をする。
・ホコリ、油汚れを抑制する。
・室外機熱交換機の清掃、洗浄。
・室外機の運転環境を改善する。
・グリルを開け、室内機のファン回りやパネル回りを掃除機などで清掃する
※必ずブレーカーを切り、運転を止めてから実施してください。
ブレーカーが落ちる原因・修理個所
ELB(漏電ブレーカー)が落ちる場合はON/OFFの中間でレバーがプラプラの状態になり
ブレーカーが落ちてしまいます。大抵の場合が漏電により、ブレーカーが落ちてしまってます。
・圧縮機が漏電している。
・クランクケースヒーター。
・渡り配線の断線やショートしている。
・ブレーカー自体が故障している。
経験上、上記部品での漏電が8割程度をしめています。
圧縮機の絶縁不良などでブレーカーが落ちる場合、無理に運転をかけると
他の部品が過電流で故障してしまいます。余分な修理費用がかかる前に、ご相談下さい。
ブレーカーが落ちた時は、無理な運転は極力避けたほうが良いです。
メインブレーカーの容量が不足
電気系統の合計使用量(ピーク)が超えた場合もブレーカーが落ちしまいます。
一気に設定温度を18℃にしたり、現在ついてるエアコンを全て運転したりすると
容量のピークでブレーカーが落ちる原因にもなります。
特に電気機器は起動時に電力がピークになる機器が多いからです。
当社でもこのような事例でブレーカーが落ち、修理をした事が多いです。
メインブレーカーの容量を上げるか、使用機器の設定温度、運転調整にて対応します。
台風・豪雨などによる電気系統の漏電
梅雨時期など、大量に雨が降る日は、建物の雨漏りなどで電気系統が漏電する事があります。
雷によりブレーカーが落ちる事例もあります。
上記の場合、火災保険での対応が出来る可能性がありますので、当社にご連絡ください。